高校野球ファンの皆さん、こんにちは。このブログでは、夏の甲子園に関する話題を取り上げています。今回は、熱中症対策として導入されたクーリングタイムについて考えてみたいと思います。
第105回全国高等学校野球選手権大会、いわゆる「夏の甲子園」が開幕しました。例年にもまして“命に関わる危険な暑さ”が続く中、その対策として今大会では、5回終了後に10分間のクーリングタイムが導入されました。それだけでは不十分だと、「2部制」「秋の開催」「決勝だけ甲子園」といったさまざまな改革案が提言されています。
しかし、クーリングタイムは本当に選手にとって効果的なのでしょうか？大会初日の試合では、クーリングタイム後に足がつった選手が3人も出ました。また、試合の流れや緊張感が途切れることで、選手のパフォーマンスや集中力に影響を与える可能性もあります。
私は、クーリングタイムは必要ないと思います。なぜなら、選手はゲームが始まったら一気に終わって欲しいと思ってプレーしているからです。試合の合間に一服入れると、体が重くなりますし、張り詰めていた緊張感も緩みます。そもそも野球って、攻撃中はほとんどの選手がベンチで休んでいるわけで、昔と違って今は水分だって摂れます。体を冷やすためのさまざまな道具もあります。わざわざ冷え切った部屋で休まなくてもいいと思います。
もちろん、熱中症対策は重要です。選手の健康や安全を守るためには、日陰や扇風機などで涼しくすることや、水分や塩分を補給することや、体調不良を感じたらすぐに休むことなどが必要です。しかし、それらはクーリングタイム以外でもできることですし、むしろクーリングタイムは逆効果になることもあると思います。
夏の甲子園に危機感を持つ人は少なくないですが、クーリングタイムだけでは不十分です。他の改革案も検討すべきだと思います。例えば、2部制にすることで、試合数や時間を減らすことや、秋の開催にすることで、暑さを避けることや、決勝だけ甲子園にすることで、甲子園の特別さを保つことなどが考えられます。
夏の甲子園は、高校野球の最高峰であり、多くの人々の夢や感動を生み出してきました。しかし、それを守るためには、時代に合わせて変化することも必要だと思います。
