台風6号は3日午前9時現在、大型で非常に強い勢力を維持したまま、沖縄県の宮古島の北約210キロを西北西に進んでいます。この台風は今後もゆっくりとした速さで進路を北東に変える見込みで、沖縄県への強い雨風の影響は長引くおそれがあります。週明けにも九州南部に接近する可能性があります。
台風の影響で沖縄県では死者2人を含むけが人や停電などの被害が出ています。与論島では8月の過去最大に並ぶ38.1メートルの最大瞬間風速を記録しました。暴風や高波、大雨、高潮に厳重な警戒が必要です。
台風は今後、西寄りに進んだあと向きを東に変える予想で、進路次第では九州に接近する恐れがあります。気象庁や海外の予報機関の数値予報モデルでは、九州の南海上まではわりとそろっていますが、その後は西日本から東日本にかけてバラツキが大きくなっています。そのまま東へと進んで東日本方面へと向かうのか、北寄りに進路を変えて九州や四国方面に向かうのか、いずれの可能性を示す予想結果が出ています。
現時点でハッキリといえることは、台風はこのあと東シナ海で東へと向きを変えて、沖縄から奄美方面へと進んで九州の南海上まで進む可能性が高まっていること、さらにその後については、まだ台風6号の進路予想にバラツキが大きく確定的なことはいえない、ということです。ただ、来週は沖縄以外でも台風の影響が出てくる可能性があるということは気にしながら、今後も最新の台風情報にご留意ください。
