日本は物価も給料もいまだに激安である。その事実を世界と比較して見てみましょう
日本は観光大国として世界から注目されていますが、その背景には日本が「安い国」だからという理由があります。元国連専門機関職員の谷本真由美さんは、日本の物価や給料が他の先進国と比べていかに安いかを実例を挙げて解説しています。
例えば、iPhone14(12GB)の販売価格を見てみると、日本では9万円ほどですが、アメリカでは12万円、イギリスでは14万円、フランスでは15万円となっています。つまり、日本では他の国よりも3万円から6万円も安く買えるのです。
また、スニーカーやバッグ、服などのファッションアイテムについても同様です。日本では最新モデルや高品質のものは売れず、古い在庫やペラペラの服が主流です。これは日本人が流行に興味がないからではなく、単に買えないからです。若い人たちの給料は低く、消費税や社会保険料なども高いため、余裕がありません。
谷本さんは、このような状況が日本の国力や国際競争力を低下させていると警鐘を鳴らしています。日本は物価や給料を上げることで、国民の生活水準を向上させるとともに、海外から買われることを防ぐ必要があると主張しています。
日本は物価も給料も激安であることが外国人にとって魅力的な理由かもしれませんが、それは日本人にとって幸せなことではありません。日本は自分たちの価値を正しく認識し、世界と対等に渡り合える国になるべきです。