プロ野球のオールスター戦が近づいていますが、オリックス・中嶋聡監督はこの日程について問題提起しました。中嶋監督は、前半戦終了から後半戦開始までの４日間で２試合を行うことに対して、選手の負担やけがのリスクを懸念しています。また、雨天順延の場合には、選手が休みなくリーグ戦に戻ることになるという問題点も指摘しました。
中嶋監督は、昨年初めて全パを指揮した際にこの日程に違和感を覚えたといいます。今年１月の監督会議でもこの問題を提起したそうですが、改善される見込みはないようです。中嶋監督は、球界のより良い発展のために、今こそ声を上げなければならないと訴えました。
中嶋監督は、オールスター戦に出場する選手の起用についても、ファンの期待と選手の健康を考慮しながらバランスを取ろうとしています。今年は３月にＷＢＣに出場した選手を休養優先で推薦しなかったそうです。中嶋監督は、ＷＢＣ出場組をオールスター戦から外すか、あるいはオールスター戦の日程を空けるなどのプランが必要だと提案しました。
オールスター戦はプロ野球ファンにとって夏の祭典ですが、選手や監督にとってはシーズン中の大きな負担です。中嶋監督の発言は、球界全体がこの問題に真剣に向き合うきっかけになるでしょうか。オールスター戦を楽しみにしているファンも、選手の健康や安全を考えて応援しましょう。
