yahooアクセスランキング記事を要約する blog

ヤフーニュースのアクセスランキング記事を要約するブログです。

映画『風の谷のナウシカ』の謎シーンを解説!1 原作マンガとの違いも紹介

スポンサーリンク

news.yahoo.co.jp

こんにちは。今日は、1984年に公開された宮崎駿監督の名作『風の谷のナウシカ』についてお話ししたいと思います。この映画は、蟲に覆われた荒廃した世界で、風の谷の王女ナウシカが平和を求めて戦う物語です。しかし、この映画には、劇中で詳しく説明されていない謎めいたシーンや描写がいくつかあります。子どもの頃に観たときにはよくわからなかった場面も、大人になってから見返すと「なんとなくわかる」ということもあるでしょう。4そこで、今回は子どもの頃はわからなかった『風の谷のナウシカ』の「不思議な場面の意味」について解説します。5また、原作マンガとの違いも紹介します。

ラステルの胸元に隠された秘密

まずは、映画の序盤に登場する「ラステル」という少女にまつわるシーンです。6ラステルは、トルメキア王国の飛行船が蟲に襲われて墜落した際に、ナウシカと出会った少女でした。7その正体はペジテの王子であるアスベルの妹で、ラステルは死の間際、ナウシカに「積み荷を燃やして」と意味深な言葉をかけました。8この場面で、ナウシカは息も絶え絶えのラステルの服をはだけさせます。9そしてラステルの胸元を見たナウシカは複雑な表情を浮かべて服を元に戻し、なんの行動も起こしませんでした。10この映画の描写だけでは、ナウシカが何を見たのか、はっきりしません。11

実はこのシーンについて、宮崎駿監督自身が『風の谷のナウシカ ロマンアルバム』のなかで触れています。そこで監督は「胸が押しつぶされてるんです」と語り、ラステルの身体は既に手の施しようがない状態だったことを示唆しています。13本来であれば出血を描写するところですが、宮崎駿監督はアニメで血の跡が汚く動いてしまうことを避けて、あえて血を描かなかったそうで、「ちょっと、わかりにくい場面になっちゃったんですよね」と語っていました。

腐った巨神兵の正体

さらに物語の終盤の巨神兵が腐った姿で登場したシーンを見て、衝撃を受けた人もいるかもしれません。しかし、当時の子どもの目線だと「巨神兵がなぜ腐っていたのかよくわからなかった」という方も多いのではないでしょうか。映画『風の谷のナウシカ』では、巨神兵が初登場した際、卵膜のようなものに包まれていました。そして宮崎駿監督が描いた原作マンガには、巨神兵が胎動するシーンや「巨神兵は人間の赤子と同じ」と言われているシーンなどがあります。それにアニメの描写を合わせると、巨神兵を誕生させたものの成長に必要な時間が足りておらず、未成熟のまま復活させられたことで、あのような腐った姿になってしまったのだとわかります。腐った巨神兵を目にしたトルメキア軍のクロトワが「早すぎたんだ」と呟いた背景には、そういう理由があったのです。

原作マンガとの違い

映画『風の谷のナウシカ』は、原作マンガとは大きく異なる部分もあります。例えば、映画ではナウシカが風の谷に帰還するところで終わりますが、原作マンガではその後も物語は続きます。また、映画では登場しなかったキャラクターや設定も原作マンガでは重要な役割を果たしています。例えば、ナウシカの父であるジル王や、ナウシカと心を通わせる謎の生命体「オーム」などです。原作マンガでは、ナウシカは風の谷以外の地域や文化にも触れていきます。また、蟲や植物と人間との関係や、世界の真実にも深く迫っていきます。原作マンガは1982年から1994年まで連載されており、全7巻で構成されています。映画とは違った魅力が詰まった作品です。

以上、『風の谷のナウシカ』の謎シーンを解説しました。1この映画は、子どもでも楽しめる冒険物語でありながら、大人になってから見ると深いテーマやメッセージを感じることができる作品です。宮崎駿監督の想像力や情熱が詰まったこの映画を、ぜひ一度観てみてください。それではまた!