楽天の田中将大投手が11日の日本ハム戦に先発し、7回2失点で今季5勝目を挙げた。日米通算195勝目となった田中は三振0で勝利したのは初めてだった。打線は小郷の4号2ランなどで田中を援護し、チームは6連勝を飾った。
この試合は楽天が先制点を許した3回裏から反撃に出た。4回に伊藤裕の犠飛で同点に追いつき、5回に小郷が右中間へ勝ち越し2ランを放った。田中は5回に1点を返されたが、7回まで粘り強く投げ抜いた。9安打を浴びながらも、85球で切り抜けた。救援陣も無失点で抑え、楽天は3-2で勝利した。
田中は前回のオリックス戦では4回11安打9失点と打ち込まれたが、今回は立ち直って好投した。三振を奪えなかったものの、併殺や守備の好プレーでピンチを切り抜けた。北海道のファンからも温かい声援を受けた田中は「本当に幸せだなと思います」と感謝した。チームも球団初の6試合連続先発勝利という快挙を達成した。
楽天はオールスターブレーク前まで勢いに乗っている。田中も日米通算200勝に向けて頑張ってほしい。今季初のパ・リーグ優勝も夢ではないかもしれない。
