こんにちは。今日は、俳優や歌手として大人気の菅田将暉さんの母親である菅生好身さんの子育て講演について紹介したいと思います。菅生さんは、兵庫県淡路市の北淡中学校で、自身の子育て経験を語りました。菅田さんをはじめとする３人の息子たちとどのように絆を深めてきたのでしょうか。1菅生さんの話から、良い親子関係を育むためのヒントを探ってみましょう。
親子の絆を深める工夫
菅生さんは、兄弟３人全員を自宅で出産しました。へその緒は、夫や兄弟が切るという珍しい方法をとりました。これは、「親子の絆が深まった」と菅生さんは振り返っています。また、夕食時にはテレビや携帯電話を消し、家族が一人ずつその日良かったことを三つ言う習慣があったそうです。さらに、家族の良いところを三つ挙げる機会もつくったといいます。これらの工夫によって、３人の息子たちは人の長所に目がいくようになり、スムーズにコミュニケーションが取れる大人になったと菅生さんは誇らしげに話しました。
子どもを褒める効果
菅生さんは、子どもを褒めることの効果についても語りました。菅田さんが芸能界に入るきっかけとなった雑誌のオーディションに応募したとき、知人から「子どもが家で褒められるようになると、外でも認められる」という話を聞きました。5そこで、菅生さんは菅田さんに「家で褒められるといいらしい。オーディションに合格したいなら、手伝いを頑張ってみたら」と声をかけました。すると、菅田さんは朝食の片付けやトイレ掃除などを積極的にするようになりました。「素直に行動してくれたことがうれしかった。めっちゃ良い子、とよく褒めた」と菅生さんは言います。しばらくして菅田さんはオーディションに受かりました。「家で子どもを褒める。ぜひ実践してみて」と菅生さんは助言しました。
失敗から学ぶこと
菅生さんは、成功例だけでなく、失敗経験も生々しく語りました。ぜんそくだった次男は外遊びより家でゲームをするのが好きだったそうです。「そんなつもりはなかったが、ゲームばかりやってと次男を見る目が悪くなり、関係が悪化した」と打ち明けました。解決に向け、次男がゲームをする時は一緒にする、弁当の中に「大好き」と伝わるメッセージを入れるという二つの関わり方を徹底しました。17思いを伝え続けることで関係が改善したといいます。「子どもに親の感情は必ず伝わる」と菅生さんは言いました。「『うちの子たちはいい子』と思い続けてほしい」と力を込めました。
まとめ
菅生さんの子育て講演は、親子の絆を深める工夫、子どもを褒める効果、失敗から学ぶことなど、多くの教訓が詰まっていました。菅生さんは、「決して否定をせず、子どもと向き合うことが大切」と呼びかけました。菅田さんや兄弟たちが人気者になったのも、菅生さんの愛情あふれる子育てのおかげなのでしょう。菅生さんの話から、私たちも自分の子育てに役立てることができると思います。
