島根県内にある牧場で、従業員が牛を殴る蹴るする動画がSNSで拡散され、警察が捜査を始めています。動画に映っているのは、牛の飼育舎とみられる場所で、長靴を履いた従業員らしき男性が、突然右手で牛の顔を殴り、右足で牛の顔を蹴り上げました。その後も男性はロープを引っ張り続け、牛の顔を右足で3回蹴り上げました。
県の畜産課が12日に立ち入り調査を行い、牧場側は映像の内容を認めたといいます。動画はその後拡散され、現在は削除されています。「めざまし8」は動画の行為があったとされる牧場に取材を試みましたが、電話はつながりませんでした。
アジア動物医療研究センター・パンク町田センター長によると、こうした暴力行為は乳牛に精神的な影響を与え、ミルクの出が悪くなるし、消化管の動きも鈍くなったりするそうです。やっていることは百害あって一利なしとだと思います。
この事件は動物愛護法違反の疑いがあります。今後の捜査結果に注目です。
