ロシア政府と民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏の関係が悪化している。ロシア国防省がワグネルと契約を結ぼうとしたが、プリゴジン氏が拒否した。同省は、ウクライナ侵略で存在感を示すワグネルを傘下に組み入れる狙いがあったとみられるが、かえって関係は悪化した。ウクライナ軍の反攻も進み、プーチン政権の「内憂外患」は深刻度を増している。
ブログ記事: ロシア政府と民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏の関係が悪化していることが報じられています。ロシア国防省がワグネルと契約を結ぼうとしたところ、プリゴジン氏が拒否したのです。同省は、ウクライナ侵略で存在感を示すワグネルを傘下に組み入れる狙いがあったとみられますが、かえって関係は悪化しました。
プリゴジン氏はこれまでも、たびたび国防省を批判して波紋を呼んできました。5月には国防省からの弾薬供給が不十分で、人的損害が拡大していることを理由に、激戦が続くウクライナ東部ドネツク州バフムトからワグネルの部隊を撤退させると通告しました。
一方で、ウクライナ軍の反攻も進んでおり、プーチン政権の「内憂外患」は深刻度を増しています。今後もこの問題に注目していきたいと思います。