この記事は、ロシアのショイグ国防相が、ウクライナ軍が南部ザポロジエ州で最大1500人の人員と150台の装甲車両を投入して露軍の防衛線の突破を試みたものの、露軍に撃退されたと主張したことについて報じています。ショイグ氏は、約2時間に及んだ戦闘でウクライナ軍が350人の人員と戦車30両などを失ったとも主張しました。また、米紙ワシントン・ポストは、ウクライナ軍当局者4人の話として、「米欧側の兵器と戦術に習熟した特殊部隊を含むウクライナ軍部隊が7日から同国南東部で攻勢を強め、露占領地域への進軍を始めた」と報道し、「予想されてきた反攻の開始だ」と指摘しました。さらに、ロシアの複数の軍事ブロガーは8日、ザポロジエ州の小都市オレホフ周辺で戦闘が激化していると報告しました。ウクライナがザポロジエ州の奪還に成功した場合、ロシアの実効支配下にある南部クリミア半島と露本土を結ぶ陸路の「回廊」を寸断できる上、隣接するヘルソン州で露軍の占領下にあるドニエプル川東岸地域の奪還も現実味を帯びます。
ロシア国防相、ウクライナ軍の攻撃を主張
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