この記事では、ロシアの民間軍事会社ワグネルについて紹介します。
ワグネルは、ウクライナやシリア、アフリカなどの紛争地域で活動しているとされる謎の傭兵集団です。ワグネルの創設者は、エフゲニー・プリゴジン氏というロシア大統領に近い実業家で、彼は最近、自らがワグネルの創設者であることを認めました。
プリゴジン氏は、ロシア軍の第72旅団がウクライナ東部のバフムートの前線から撤退したとして非難しました。
バフムートはウクライナ軍とロシア軍の激戦地で、ワグネルはそこで多くの犠牲者を出しながらも戦闘を続けています。
プリゴジン氏は、ロシア国防省がワグネルに十分な弾薬や武器を供給していないと主張しました。
また、バフムートには戦略的な価値がないとも述べました。
しかし、ロシアの軍事ブロガーは、ワグネルと第72旅団の間に連携がなく、前線での指揮系統が混乱していると指摘しました。
ワグネルは、ロシア政府の関与を隠すために利用されていると見られています。ワグネルは、正規の軍隊と違って法的な責任を問われにくく、犠牲者の数も公表する必要がありません。
また、派遣先の国々から資源や利権を得ることも期待されています。
しかし、ワグネルは市民の殺害や拷問などの人権侵害にも関与していると指摘されており、国際社会から非難されています。このように、ワグネルはロシアの暗黒面を象徴する存在と言えるでしょう。