ロシアの民間軍事会社「ワグネル」は、世界各地の紛争地で活動する謎の組織だ。そのトップには、プリゴジン氏というプーチン大統領に近い実業家がいる。彼は最近、自らがワグネルの創設者であることを認めた。しかし、その活動は非公式であり、ロシア政府は関与を否定している。
ウクライナでは、ワグネルの傭兵たちはロシア軍とともに侵攻を進めている。しかし、彼らは十分な支援を受けていないと不満を漏らしている。特に弾薬の不足が深刻だという。プリゴジン氏は、カメラに向かってロシア国防省へ怒りのメッセージを発した。「バフムト離れたら母国への反逆とみなす」という戦闘命令に対して、「弾薬が無ければ、我々は離れる。本当に母国を裏切っているのは誰なのか、問いただしてやる」と述べている。
ワグネルの傭兵たちは、戦闘技術が高く、正規軍よりも柔軟に戦えるという利点がある。しかし、その反面、人権侵害や戦争犯罪に加担しているという指摘も多い。国際社会からの批判や制裁もあるが、ロシアはそれを無視している。ワグネルはロシアの影響力拡大のために使われており、その見返りに資源や利権を得ているという見方もある。
このように、ワグネルはロシアの非公式な軍事力として活動しているが、その実態や目的は不透明であり、多くの問題を引き起こしている。このブログでは、ワグネルの歴史や活動について詳しく解説する。
