国民・前原代表代行、離党の意向 党が補正予算案賛成なら 新党設立も視野（京都新聞） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は、国民民主党の前原誠司代表代行が、政府の補正予算案に賛成する場合、離党する意向を関係者に伝えたことについて、私の見解を述べたいと思います。
まず、前原氏の離党の動機は何でしょうか。私は、玉木雄一郎代表との政策的な対立だけでなく、党内の影響力の低下も一因だと考えています。前原氏は、今年9月の党代表選で「非自民、非共産勢力の結集」を訴えて維新などとの連携強化を目指しましたが、玉木氏に大差で敗れています。その後も、玉木氏の方針に反対する声を上げてきましたが、党内の支持を得られなかったのではないでしょうか。補正予算案に賛成するか否かは、政権との距離感を示す重要な判断ですが、前原氏は玉木氏の方針に従わないという姿勢を示したのです。
次に、前原氏の今後の動向はどうなるでしょうか。私は、新党の立ち上げと日本維新の会への合流の両方があり得ると見ています。前原氏は、滋賀県の国会議員らとともに新党の立ち上げを検討しているという報道があります。また、来年2月に行われる京都市長選で、地域政党京都党政策顧問の元市議村山祥栄氏を新党として推薦する考えも示しているということです。これらの動きは、前原氏が自らの政治基盤を確保しようとしていることを示しています。しかし、新党の立ち上げだけでは、次期衆院選での戦力にはなりません。そこで、日本維新の会に合流する可能性もあるというのです。維新は、前原氏と同じく「非自民、非共産」の立場をとっており、政策的な接点も多いと思われます。また、維新は、京都府や滋賀県など、前原氏の地盤の近くにも強い支持基盤を持っています。前原氏は、維新との連携によって、自らの政治生命を延ばそうとするのではないでしょうか。
最後に、前原氏の離党が国民民主党に与える影響はどうなるでしょうか。私は、国民民主党にとっては、大きな痛手になると考えています。前原氏は、国民民主党の創設メンバーであり、党の顔の一人です。また、前原氏は、民主党時代からの政治経験と人脈を持っており、党の外交や安全保障などの政策立案に貢献してきました。前原氏の離党によって、国民民主党は、政策的な幅と影響力を失うことになります。また、前原氏の離党は、国民民主党の分裂の引き金にもなりかねません。玉木氏と前原氏の対立は、党内に深い亀裂を生んでいます。前原氏に同調する議員が離党する可能性もあります。国民民主党は、既に立憲民主党との合流を断念し、野党第一党の座を失っています。前原氏の離党は、国民民主党の衰退を加速させることになるでしょう。
