阪神とオリックスの優勝パレード、開催まで２週間で寄付がようやく目標額の１割超…専門家「行政側が万博絡め裏目に」（読売新聞オンライン） - Yahoo!ニュース
こんにちは、このブログではプロ野球の話題を中心にお届けしています。今回は、阪神タイガースとオリックス・バファローズの優勝パレードについて取り上げたいと思います。
阪神とオリックスは、今年の日本シリーズで激突し、関西のプロ野球ファンを沸かせました。阪神は日本一に輝き、オリックスはパ・リーグ優勝を果たしました。両チームの偉業を祝うために、２３日に大阪と神戸で優勝パレードが開催される予定です。
しかし、このパレードの運営費を賄うために行われているクラウドファンディング（ＣＦ）が低調なのです。目標の５億円に対して、９日時点での寄付は約６４００万円で、わずか１割強しか集まっていません。なぜ、こんなにも支援が少ないのでしょうか？
一つの理由として考えられるのが、２０２５年大阪・関西万博との関連づけが逆効果になっていることです。万博は今月３０日に開幕５００日前となり、前売り入場券の販売が始まります。万博への注目度を高めたい大阪府の吉村洋文知事は、パレード開催を発表した９月の記者会見で、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」とともに登場し、「万博を一緒に盛り上げたい」と強調しました。
しかし、この発言は阪神ファンやオリックスファンから反発を招きました。インターネット上では「両方を絡めるのはやめて」「政治利用は控えるべきだ」といった批判の声が上がりました。パレードの正式名称にも「万博５００日前」の言葉が入っていますが、これは多くのファンにとって不快なものと感じられているようです。
パレードは、特定の球団の優勝を祝うものであり、万博とは関係ないというのがファンの本音なのではないでしょうか。パレードにはミャクミャクは参加しないことになりましたが、それでも万博との結びつきは強く残っています。パレードの運営費は、公費ではなく、個人や企業からの寄付と協賛金で賄われる予定ですが、それにも関わらず、万博の宣伝に利用されていると感じるファンは、寄付に消極的になっているのかもしれません。
パレードは、阪神とオリックスのファンだけでなく、関西のプロ野球を愛するすべての人にとって、楽しみなイベントです。しかし、そのイベントを成功させるためには、運営費の確保が必要です。パレードの主催者は、ファンの気持ちを考えて、万博との関連づけを見直すべきではないでしょうか。パレードは、阪神とオリックスの優勝を祝うものであり、それだけで十分に価値があると思います。
