麻生太郎副総裁、引退を決意か? 放言と強引さの裏に息子への思い
麻生太郎副総裁の“ご乱心”に自民党内部でも「老害」との声が 狙いは息子の出馬への準備か(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
自民党の麻生太郎副総裁(83)は、政界の重鎮として長年活躍してきたが、最近は度重なる放言や不遜な振る舞いで物議を醸している。公明党や自民党内の政敵を批判したり、岸田文雄総理の人事構想を阻止したりするなど、自分の意見を押し通すことに執着しているように見える。しかし、その背景には、政界引退後も息子の将豊(まさひろ)さん(38)に地盤を譲り、政界の主導権を握り続けたいという願望があるという。
麻生氏は国民民主党との連立に向けて茂木敏充幹事長と手を組んでおり、公明党に近い菅義偉前総理や二階俊博元幹事長をけん制する狙いがあるとされる。また、台湾で「日本は中国と戦う覚悟が必要だ」と発言したり、公明党幹部を「一番動かなかったがん」と罵ったりするなど、外交や安保に関する強硬な姿勢も見せている。これらの発言は、将来の「公明切り」を仄めかすものであり、公明党を揺さぶる意味合いも含まれているという。
しかし、麻生氏の行動は党内でも批判されており、「老害」との声も聞こえてくる。特に9月の内閣改造では、岸田総理が茂木幹事長を交代させようとした際に麻生氏が猛反対し、総理の意向を覆したことが問題視された。また、自派閥の松本剛明前総務相を国対委員長に起用しようと画策したことも不評だった。麻生氏は耳が遠くなり、足腰も衰えており、引退の潮時と悟ったようだ。次の衆院選には出馬せず長男に地盤を譲る腹だという。そのために政界引退後も息子への支援が念頭にあると見られる。
麻生氏はかつて「暴走老人」と自称したことがあるが、今やその言葉がぴったりだ。しかし、その暴走は息子への思いからくるものなのかもしれない。麻生氏は政界から去っても影響力を保とうとしているが、それは果たして息子や自民党にとってプラスになるのだろうか。麻生氏は自分の役割を見極め、適切な引き際を迎えるべきだと思う。