こんにちは、バレーボールファンの皆さん。今回は、先日行われたバレーボール男子パリ五輪予選の結果と見どころについてお伝えしたいと思います。
まず、予選の結果ですが、24カ国が3つのグループに分かれて戦いました。各グループの上位2チーム、計6チームがパリ五輪の出場権を獲得しました。日本はB組でアメリカに次ぐ2位となり、パリ五輪出場を決めました。最終戦ではスロベニアにストレート勝ちし、チーム一丸となった姿勢が光りました。キャプテンの石川祐希選手はサーブで相手を圧倒し、攻守に渡って活躍しました。また、センターの小野寺太志選手やウイングスパイカーの西田有志選手もブロックで存在感を示しました。日本は東京五輪では9位に終わりましたが、パリ五輪ではメダルを目指して頑張ってほしいですね。
A組ではドイツが全勝で1位となりました。ドイツはブラジルやイタリアなど強豪国を倒し、4連勝としました。代表に復帰したオポジットのゲオルク・グロゼル選手の強打だけではなく、全員のブロックや守備から攻撃につないでいきました。主将でセッターのルーカス・カンパ選手が負傷で4試合目からベンチを退いた後も、控えのデニス・ティリ選手が奮闘しました。ドイツは昨年の欧州選手権で銀メダルを獲得しましたが、世界大会ではまだメダルを獲得したことがありません。パリ五輪では初のメダルを狙っています。
残る1枠を最終日にブラジル、イタリア、キューバで争うことになりましたが、第一試合でブラジルがフルセットでイタリアを下し、パリ行きを決めました。ブラジルは東京五輪では銀メダルを獲得しましたが、パリ五輪では金メダルを目指しています。オポジットのワレス・デ・ソウザ選手やウイングスパイカーのユーゴ・カヴァルカンテ選手など若手が台頭しています。昨年の世界選手権優勝のイタリアは、今回の予選で出場権獲得には届きませんでした。オポジットのロベルト・ロマノ選手やセッターのシモーネ・ジャネッリ選手など有望な選手が揃っていますが、チームとしてまだまとまりが足りないようです。イタリアは来年のランキング次第でパリ五輪出場が決まるかもしれませんが、それまでに課題を克服してほしいですね。
パリ五輪では、日本やドイツなど新鋭のチームと、アメリカやブラジルなど強豪のチームが激突することになります。バレーボールファンは見逃せない大会となりそうです。パリ五輪は来年の7月から8月にかけて開催されます。バレーボール男子の試合は7月29日から8月7日まで行われます。
