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9.11テロから22年、夫を失った妻の想いとは

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見つかったのは右手親指だけ…911遺族が振り返る、アメリカ同時多発テロのあの日のこと(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

2001年9月11日、アメリカで起きた同時多発テロ事件で夫を亡くした杉山晴美さん。夫の陽一さんは富士銀行に勤めており、ニューヨークのワールドトレードセンターに出張中だった。事件当時、晴美さんはふたりの幼い男の子と、お腹の中にもう一人の男の子を授かっていた。

22年が経った今でも、晴美さんは夫に会いたいという想いを抱えている。お盆や御命日には、空を見上げて夫に手を合わせる。夫の遺体は右手の親指しか見つからず、日本で納骨や埋葬はしていない。だから、どこにいてもお参りできると思っているのだという。

晴美さんはここ数年、お盆の時期を京都で過ごしている。長男が京都の大学に進学したことがきっかけで、五山送り火を見るようになった。ご先祖さまの霊を送り、亡き魂を想う京都の伝統行事だ。

晴美さんは2023年、今の想いとともに「あの日のこと」を語ってくれた。夫と家族の幸せな写真も公開してくれた。テロ事件から22年となる中、晴美さんのメッセージには、悲しみだけでなく、希望や感謝も込められている。

ブログ記事:

こんにちは。今日は9月11日です。この日は私にとって忘れられない日です。2001年9月11日、アメリカで起きた同時多発テロ事件で夫を失いました。夫は富士銀行に勤めており、ニューヨークのワールドトレードセンターに出張中でした。私はふたりの幼い男の子と、お腹の中にもう一人の男の子を授かっていました。

あれから22年が経ちましたが、夫に会いたいという想いは変わりません。夫は私にとってかけがえのない存在でした。優しくて面白くて頼りになる人でした。子どもたちも夫を慕っていました。夫が亡くなった後、私は子どもたちを育てることに専念しました。子どもたちは元気に成長しました。長男は京都の大学に進学しました。次男は高校生です。三男は小学生です。

私はここ数年お盆の時期を京都で過ごしています。長男が京都の大学に進学したことがきっかけで、五山送り火を見るようになりました。五山送り火というのは、毎年8月16日の夜に京都市内の五つの山々に火を灯す伝統行事です。ご先祖さまの霊を送り、亡き魂を想う行事です。

私はこの行事が好きです。夜空に浮かぶ大文字や舟形などの火が美しく見えます。そして、その火が夫や他の亡くなった人々へ届くような気がします。私はその時、空を見上げて夫に手を合わせます。夫の遺体は右手の親指しか見つからず、日本で納骨や埋葬はしていません。だから、どこにいてもお参りできると思っています。

私は2023年、今の想いとともに「あの日のこと」を語りました。西スポWEB OTTO!というサイトで記事になっています。記事には夫と家族の幸せな写真も公開しています。テロ事件から22年となる中、私のメッセージには、悲しみだけでなく、希望や感謝も込められています。

私は夫を忘れません。夫は私の心の中に生き続けています。そして、子どもたちにも夫の面影を見ます。私は子どもたちと一緒に前を向いて生きていきます。夫が見守ってくれていると信じています。