無期限出場停止も国内FA権は取得見込み…西武・山川穂高を拾うかもしれない意外な「神」（日刊ゲンダイDIGITAL） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は西武の山川穂高内野手について話したいと思います。
山川穂高といえば、2018年、2019年、2020年と3度も本塁打王に輝いたパワーヒッターです。昨年は日本シリーズでも活躍し、侍ジャパンでもWBCで世界一に貢献しました。今年も開幕から好調でしたが、4月に右ふくらはぎを痛めて登録抹消されました。その後、復帰しましたが、5月11日のロッテ戦を最後に1軍から遠ざかりました。
そして先日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。山川が知人女性への強制性交の疑いで書類送検されていたことが発覚しました。嫌疑不十分で不起訴処分となりましたが、球団は山川に無期限出場停止処分を下しました。これにより、今季中の1軍復帰は絶望的となりました。
しかし、驚くべきことに、山川は今オフに国内FA権を取得する見込みであることがわかりました。なぜなら、故障者特例措置制度により、4月の登録抹消期間が1軍登録日数に加算されるからです。この制度は、前年の1軍登録日数145日以上を満たした選手が、2月1日から11月30日まで発生したグラウンド上での故障やケガで登録抹消された場合、登録抹消日から2軍公式戦に出場するまでの日数を、1軍登録日数として加算する制度です。昨季は広島安部もこの制度によって国内FA権を取得しました。
山川は昨オフに4年契約を打診されましたが、自らの強い希望で単年契約を結びました。おそらくは今オフに他球団から高額オファーを受けることを狙っていたのでしょう。しかし、今回の一件でその計画は水泡に帰しました。球団やファンからの信頼や評価は地に落ちました。来季も西武でプレーすることになれば、大幅減俸は必至です。トレードや自由契約の可能性もあります。FA権を行使しても、他球団から熱い視線を送られることはないでしょう。
山川は自らの不祥事で、自分のキャリアや将来に大きな傷をつけてしまいました。本塁打王としての実力は誰もが認めるところですが、それだけではプロ野球選手としてやっていけません。人間としての品格や責任感も必要です。山川は今後、どのように野球人生を歩んでいくのでしょうか。私は彼に対して、怒りや失望よりも哀れみや同情の気持ちが湧いてきます。彼が本当に反省し、改心し、再起できることを願っています。