携帯料金「値下げ競争」が終了? 料金プランに新潮流「経済圏競争」へ【WBS NEWSアングル】（テレ東BIZ） - Yahoo!ニュース
携帯料金は長年、高いと問題視されてきました。菅前総理大臣は政策の目玉として携帯料金の値下げを推し進め、官製値下げとなりました。その結果、携帯各社は低料金プランを打ち出し、一気に料金は下がりました。しかし、その反動で携帯電話事業で儲かりにくくなったのです。そこで、携帯各社は新たな戦略を考えました。それが、携帯と金融サービスの連携です。auは7000円を超える高額プランを発表しましたが、グループの金融サービスで口座を開設すれば金利が優遇されるなどの特典がつきます。ワイモバイルも通信容量を増やした上で実質値上げを発表しましたが、グループの決済サービスPayPayのクレジットカードで支払うと安くなる仕組みも発表しました。これらの動きは、携帯料金の低価格競争から脱却し、顧客を囲い込む経済圏に移行しようとするものです。今後の競争は、どの経済圏に魅力的なサービスがあるかにかかっています。
この記事では、携帯料金の変遷と今後の展望について解説しました。携帯料金はこれまで高いと批判されてきましたが、政府の圧力や楽天モバイルの参入によって大きく下がりました。しかし、それによって携帯各社は収益性が低下しました。そこで、新たな戦略として携帯と金融サービスの連携を強化しました。これは、顧客を囲い込む経済圏に移行することで、収益性を回復しようとするものです。今後は、どの経済圏がユーザーにとって魅力的かが重要になります。
