既婚なのに「14歳の少女」に求愛！植物学者・牧野富太郎の「らんまん」じゃない所業（歴史人） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日はNHK朝ドラ『らんまん』の話題です。このドラマは、神木隆之介さんが演じる植物学者・槙野万太郎の成長と恋愛を描いたものですが、実はこのキャラクターは実在した人物がモデルになっています。その人物とは、牧野富太郎という名前の天才植物学者です。牧野富太郎は日本の植物図鑑の基礎を築き、多くの新種植物を発見しました。しかし、その一方で、彼の私生活は破天荒でスキャンダラスなものでした。今回は、そんな牧野富太郎の波乱万丈な人生について紹介したいと思います。
牧野富太郎は明治19年（1886年）に高知県に生まれました。彼は幼い頃から植物に興味を持ち、自分で植物園を作ったりしました。しかし、学校ではあまり勉強せず、尋常小学校を中退してしまいました。それでも彼は独学で植物学を学び、東京大学の植物学の研究室に通うことができました。そこで彼は多くの植物採集を行い、日本やアジア各地の新種植物を発見しました。彼は自分が見つけた植物に自分の名前や家族の名前をつけることもありました。
しかし、牧野富太郎は植物だけでは満足できない男でした。彼は既婚者でありながら、14歳の少女・寿衛と不倫しました。寿衛は飯田橋の駄菓子屋の娘でしたが、没落士族の出身だったために牧野に惹かれました。牧野は自分が高知の資産家の御曹司であると偽り、寿衛と同棲しました。しかし、その翌年に寿衛は妊娠し、出産しました。そのころ、牧野の嘘がばれて、寿衛の母親は牧野との関係を断ち切るように迫りました。しかし、寿衛は牧野に惚れ込んでいて、彼と別れることができませんでした。
牧野富太郎は寿衛との関係を続けながら、自分の趣味に没頭しました。彼は植物採集だけでなく、音楽や写真などにも興味を持ちました。彼は高知で「高知西洋音楽会」を組織して音楽活動に明け暮れたり、自分の実家の造り酒屋「岸屋」を破産させたりしました。彼は自分の欲望に忠実に生きる男でしたが、その代償は大きかったです。彼の長女は病気になって死んでしまいましたが、彼はそのことを知らずに遊び呆けていました。彼はその後も寿衛との間に子どもをもうけましたが、その子どもたちも苦労することになりました。
牧野富太郎は自分の学問や趣味に情熱を注ぐ男でしたが、その一方で、彼の周りには妻や娘など、彼を支える女性たちがいました。彼らは彼の奇行や不倫を許して、彼の才能を認めてくれました。しかし、彼は彼らに対して感謝や愛情を示すことはあまりありませんでした。彼は自分の人生を植物と共に歩むことを選びましたが、それは孤独な人生でもありました。
牧野富太郎は昭和32年（1957年）に71歳で亡くなりました。彼は日本の植物学の発展に大きく貢献しましたが、その私生活は波乱万丈でした。NHK朝ドラ『らんまん』では、牧野富太郎のモデル・槙野万太郎の恋愛模様が描かれていますが、実際の牧野富太郎の恋愛はもっと複雑でドラマチックなものでした。牧野富太郎の人生を知ると、ドラマの見方も変わってくるかもしれませんね。
