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老老介護の現実と課題について考える

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こんにちは。今日は、高齢者が高齢者を介護する「老老介護」についてお話ししたいと思います。

老老介護とは、65歳以上の高齢者を、同じく65歳以上の高齢者が介護している状態のことです。日本は世界でも有数の高齢化社会であり、平均寿命も男性81.25歳、女性87.32歳と過去最高を更新しています。しかし、平均寿命と健康寿命(自立した生活を送れる期間)には大きな差があり、日常生活に制限のある期間が約8年~13年もあるという現実があります。

また、核家族化や地域のつながりの希薄化などにより、高齢者夫婦や一人暮らしの高齢者が増えています。厚生労働省の調査によると、要介護者からみた主な介護者は5割強が同居している人であり、そのうち配偶者が23.8%、子が20.7%となっています。つまり、高齢者同士で介護を行っているケースが多いということです。

老老介護にはさまざまな問題があります。まず、介護する側もされる側も高齢であるため、身体的・精神的・経済的な負担が大きくなります。介護する側は自分の健康や生活を犠牲にしなければならず、疲労や孤立感、うつ病などに陥りやすくなります。また、介護される側は自分の配偶者や子どもに迷惑をかけていると感じたり、自立心を失ったりすることもあります。

次に、老老介護では専門的な知識や技術が不足していることも問題です。高齢者は認知症や脳血管疾患(脳卒中)などの症状を抱えていることが多く、適切なケアや予防策が必要です。しかし、老老介護ではそれらを十分に理解していなかったり、実践できなかったりすることもあります。その結果、要介護者の状態が悪化したり、介護者が過労や事故によって倒れたりすることもあります。

さらに、老老介護では社会的な支援やサービスを受けにくいことも問題です。高齢者は自分たちだけで何とかしようとしたり、周囲に迷惑をかけたくなかったりする傾向があります。そのため、介護保険制度やヘルパーなどのサービスを利用しなかったり、利用方法や手続きがわからなかったりすることもあります。また、近隣や地域の人々との交流や協力も少なくなっており、孤立化や孤独感が深まっています。

老老介護は誰にでも起こり得る現象であり、今後も増加する傾向にあります。そのため、老老介護に対する対策や解決策を考えることが必要です。具体的には、以下のようなことが挙げられます。

・介護する側もされる側も自分の状態やニーズを正しく把握し、適切な介護計画を立てること。

介護保険制度やヘルパーなどのサービスを積極的に利用し、介護の負担を軽減すること。

・介護の知識や技術を学ぶ機会を増やし、質の高いケアや予防策を実践すること。

・近隣や地域の人々との交流や協力を深め、孤立化や孤独感を解消すること。

・自分の健康や生活を大切にし、趣味やレクリエーションなどでリフレッシュすること。

老老介護は、高齢者だけでなく、家族や社会全体の問題です。老老介護に直面した場合は、自分だけで抱え込まずに、周囲の人々や専門家に相談したり、支援を受けたりすることが大切です。また、老老介護にならないためには、健康寿命を延ばす努力や生活習慣の改善が必要です。高齢者も若者も一緒になって、食事や運動などで健康づくりに取り組みましょう。

以上が私のブログ記事です。老老介護について興味がある方は、以下の参考文献もご覧ください。

参考文献:

1 2 健康・福祉|令和3年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府

2 老老介護とは|現状の問題点や対策・解決策についてご紹介 | 介護のほんねニュース【介護のほんね】

3 高齢社会の介護問題 | 健康長寿ネット - 長寿科学振興財団

4 家族が抱える高齢者介護の負担 -現状と課題- - J-STAGE

5 老老介護とは? 高齢社会における介護問題の実態と原因、問題 …

6 プロフィール | 森久美子/北海道札幌市在住の作家・エッセイスト