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【陸自性暴力事件】元隊員3人が無罪を主張、被害者の五ノ井さんは法廷で倒れる

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news.yahoo.co.jp

こんにちは。今日は、陸上自衛隊で起きた性暴力事件についてお話ししたいと思います。

この事件は、福島県の郡山駐屯地に勤務していた元陸上自衛官の五ノ井里奈さん(23)が、2020年から2021年にかけて、同僚だった男性隊員3人から繰り返し性的な行為を受けたとして、強制わいせつの罪で3人を訴えたものです。

五ノ井さんは、自衛隊内で女性は1割に満たず、セクハラや性暴力が日常的に行われていたと証言しています。特に、2021年8月に北海道の演習場で宿泊した際には、宴会の席で男性隊員3人に柔道の技をかけられて倒され、下半身を押し付けられるなどの被害を受けたと主張しています。

この事件は、2021年9月に五ノ井さんがYouTubeで自身の体験を公表したことで大きな注目を集めました。しかし、その反面、五ノ井さんはインターネット上で激しい誹謗中傷や侮辱を受けることにもなりました。

また、この事件は司法や防衛省の対応にも問題がありました。まず、福島地検は2022年5月に男性隊員3人を不起訴処分としました。これに対して、五ノ井さんは検察審査会に不服申し立てを行いました。その結果、2022年9月に検察審査会は不起訴不当と議決し、捜査が再開されました。

次に、防衛省は2022年9月に特別防衛監察を開始しました。これは自衛隊内でのハラスメントの実態調査であり、初めての試みでした。防衛省は10月末までに約30万人の全自衛隊員からハラスメントの申告を受け付けました。その結果、11月末までに1414件のハラスメント被害が報告されました。

そして、2022年9月29日に防衛省は五ノ井さんへの性暴力があった事実を認めました。陸上幕僚長は「陸上自衛隊を代表して深く謝罪申し上げます」と頭を下げました。また、防衛省幹部が五ノ井さんに直接謝罪する場面もありました。

しかし、この事件はまだ終わっていません。2023年7月31日に福島地裁で開かれた第2回公判では、男性隊員3人は無罪を主張しました。また、当時現場にいた元上司の男性が証人として出廷しましたが、「下半身は接触していないように見えた」と証言しました。この証言に耐えかねた五ノ井さんは法廷で倒れて救急搬送されました。

この事件は、自衛隊内での性暴力やハラスメントの深刻さを浮き彫りにしました。五ノ井さんは勇気を持って声を上げましたが、まだ正義がなされていません。私たちは、五ノ井さんの訴えに耳を傾け、性暴力やハラスメントの根絶に向けて、社会全体で取り組む必要があります。この事件に関心を持ち、応援していきましょう。