ボクシングの世界ウェルター級4団体王座統一戦が米国で行われ、テレンス・クロフォードがエロール・スペンスJr.を9回TKOで破り、2階級目の4団体統一王者になりました。クロフォードはダウンを3度奪取する圧倒的な強さを見せ、無敗記録を40戦40勝(31KO)に伸ばしました。これはボクシング史上初の快挙です。
一方、日本の井上尚弥は先日、WBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで2団体王者スティーブン・フルトンに8回TKO勝ちし、4階級制覇を達成しました。井上はパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングで1位になると見られていましたが、クロフォードの勝利により2位に後退しました。
米専門メディア「ワールドボクシングニュース(WBN)」は、クロフォードを地球上No.1のPFPボクサーと位置づけており、「歴史に彼の地位を強く刻んだ」と称賛しています。井上は「今のところ、2位の座に満足しているはずだ」と書かれていますが、今後も両者のPFP論争は続くでしょう。
クロフォードと井上はそれぞれ異なる階級で活躍しているため、直接対決する可能性は低いですが、ボクシングファンはどちらが本当に最強かを知りたいと思っていることでしょう。両者ともに次の試合が楽しみですね。