天神祭は大阪の夏の風物詩ですが、今年は4年ぶりに完全復活しました。3000発の奉納花火が夜空を彩り、多くの人たちが“戻ってきた大阪の夏”に心躍らせました。しかし、その一方で問題となっていたのが『迷惑行為』です。大量のゴミ、私有地で酒盛り、信号無視…。にぎわう祭りの“影の部分”を取材した記事がありました。
記事によると、会場近くの住宅街では、天神祭のたびに起こる迷惑行為に悩まされ続けているそうです。住民は「ゴミ捨てや立ち入りはご遠慮ください」という貼り紙をしていますが、それでも無視する人が多いといいます。また、周辺のビルではバリケードを張って敷地に入れないようにするなど迷惑行為に備えています。
約132万人が訪れた天神祭では、大量のゴミが出ることが予想される中、周辺には100個以上のゴミ箱が設置されました。しかし、それでもゴミ箱があふれかえり、空き缶や空き瓶が散乱しました。さらに、本来ゴミ箱ではない場所にも続々とゴミが捨てられました。屋台の隣で、「トイレ1回300円」と書かれた店もありました。
花火の時間が近づくと、道路に人があふれかえり車が通れなくなりました。同時にあちこちに座り込む人の姿が目立つようになりました。よく見ると、立ち入り禁止のシールの上に堂々と座り込む人たちもいました。記者が理由を聞くと、「知らなかった」「いっぱい座っている人がいたから」という答えが返ってきました。
このように、天神祭は楽しいイベントですが、迷惑行為をする人たちも少なくありません。祭りを盛り上げることも大切ですが、マナーやルールも守って楽しみましょう。住民や店員、警察など関係者の方々に感謝しましょう。そして、来年も素晴らしい天神祭を迎えられるようにしましょう。
