エンゼルスの大谷翔平選手は、7月25日に行われたタイガース戦に「2番・DH」で出場しました。3打数無安打でしたが、四球で2回出塁し、2得点を挙げました。チームは9回に同点に追いつかれましたが、10回に勝ち越して7-6で勝利しました。
この試合では、大谷選手の選球眼が光りました。相手先発のロドリゲス投手から1回と5回に四球を選び、ア・リーグトップの62個目となりました。1回の四球で出塁した後は、ウォードの犠飛でホームを踏み、3点目を奪いました。5回の四球で出塁した後は、エスコバルの打席で三盗を決め、左前適時打でホームを踏み、4点目を奪いました。これで77得点となり、リーグトップのセミエン選手に3点差まで迫りました。
一方、打席では苦しい場面もありました。6回の打席では、自信を持って見送った球がストライク判定されて見逃し三振になりました。困惑の表情を浮かべた大谷選手は、ベンチに戻ってから球審に何かを言っていたようです。試合後のネビン監督は、「あの球は低かった。（ベンチから見ていた）我々も低いと思った。ボーダーラインだったとは思う。あの時、（試合開始からの中継映像の不具合で）リプレーを見ることができなかった。しかし、私はショウ（大谷）があのように球審に何かを言う姿を見たことがない。私はストライクではないと思ったが、際どかったのだろう。彼の身長がどれほど高いか気付いたはずだ」とコメントしました。9回の打席では空振り三振に倒れました。
エンゼルスは4点リードの9回に抑えのエステベス投手が登板しましたが、味方の失策なども絡み同点に追いつかれて延長戦に突入しました。しかし10回にモニアク選手が勝ち越し適時二塁打を放ち、逃げ切りました。
この日から始まった16連戦で白星スタートを切ったエンゼルスですが、1週間後の8月1日（日本時間2日）にトレード期限を迎えます。大谷選手の去就も注目される中、チームはどう動くのでしょうか？
この記事では、エンゼルスの大谷翔平選手がタイガース戦で見せた活躍と苦悩を紹介しました。四球や盗塁などでチームに貢献した一方、打席ではストライクゾーンの判定に納得できない場面もありました。チームは延長戦の末に勝利しましたが、トレード期限が迫る中で今後の展開が気になります。大谷選手はどのような姿勢で残りのシーズンに臨むのでしょうか？彼の活躍から目が離せません。
