こんにちは、このブログでは芸能界の裏話やエピソードを紹介しています。今回は俳優の小沢仁志さんが千原ジュニアさんのYouTubeチャンネルに出演した際に語った、故・渡瀬恒彦さんとの衝撃的な出来事についてお伝えします。
小沢さんは、70年代の任侠映画「仁義なき戦い」に出演していた頃の渡瀬さんを「目ギラギラして、本物にしか見えなかった」と絶賛しました。しかし、24歳ぐらいのときに渡瀬さんと共演した際に、アドリブの芝居をしたことで「なに余計な芝居してんだ、この野郎！！」と怒鳴られたことがあったそうです。
そのことが納得できなかった小沢さんは、夜に一升瓶を持って渡瀬さんの部屋に殴り込みをかけたというのです。廊下で先輩俳優の誠直也さんに止められましたが、「行きますよ。納得いかねえから」と言って部屋に向かいました。誠さんも「俺も行ってやる」と付いてきて、寝ていた渡瀬さんのドアをノックしたそうです。
すると、渡瀬さんは「おう、入れ」と起きてきてくれて、部屋に通してくれました。そして、「さっきは虫の居所が悪かった」とあっさり謝ってくれたというのです。小沢さんもすぐに謝罪を受け入れ、酒を酌み交わしました。
その後、小沢さんは「仁義なき戦い」などの話を聞いているうちに酔ってきて、渡瀬さんが当時出演していた入浴剤のCMについて「あれはやめてもらっていいですかね」と言ってしまったそうです。そのCMでは、渡瀬さんが裸の王様として風呂にアヒルが浮いているシーンがありました。
それを聞いた渡瀬さんは、「バコーン！！」と小沢さんの顔面に強烈なパンチを食らわせたというのです。小沢さんは顔面が腫れ上がりましたが、笑いながら話していました。
翌日、渡瀬さんは小沢さんの撮影が終わるまで待っていてくれたそうです。渡瀬さんは、あいさつをする小沢さんに「おう」と手を挙げてから車を走らせました。
このエピソードは、芸能界ケンカ最強と呼ばれた渡瀬さんの人間性や芸風を垣間見ることができるものだと思います。小沢さんも、「（先輩が）待っててくれていることが異例」と感激していました。
千原ジュニアさんも「かっこええなあ」と感心していました。渡瀬さんは、2016年に肺がんのために亡くなりましたが、今でも多くの人に愛されている俳優です。
