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カフェイン依存症の経験を漫画にした女性が厚労省から依頼を受けるまで

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カフェインは仕事や勉強に集中するためによく飲む人も多いと思いますが、カフェインにも依存症のリスクがあります。今回は、カフェイン依存症になった女性が、その経験を漫画にしてTwitterで公開したことで、厚生労働省から依存症啓発漫画の依頼を受けたという話を紹介します。

カフェイン錠剤で仕事の効率を上げたが…

三森みささんは、中学生のときに両親が別居し、うつ症状やゲーム依存症になりました。大好きな絵に出会い、家を出たことでゲームからは離れられましたが、その後も親子関係のひずみやトラウマに苦しみ、買い物や塩分などへの依存を繰り返しました。

「“カフェイン依存症”もそのひとつです。絵の仕事と飲食店勤務のかけもちで忙しくなり、乗りきるためにネットでカフェイン錠剤を購入したのがきっかけでした。1錠でカフェイン200ミリグラム(通常のコーヒー3~4杯分)が摂れて、集中力と仕事の効率が驚くほどアップしたんです」

しかし、1か月半の連続服用で錠剤なしでは生活がまわせなくなりました。カフェイン錠剤を抜いた日は強烈な眠気で起き上がれなくなる離脱症状にも悩まされました。

Twitterで漫画を公開し大反響

「過去の依存症の経験から学び、精神状態も安定していたのに依存してしまうなんて、かなりへこみました。せっかくだから、漫画の練習や仕事の営業もかねて、この経験をエッセイ漫画にして、Twitterで公開してみたんです」

2018年、このカフェイン依存症エッセイ漫画は、「自分もそうです!」「こんな依存症があるなんて知らなかった」と大反響を呼び、Yahoo!ニュースなどでも取り上げられて数万リツイートされました。すると、それまで200人程度だったTwitterフォロワーが一気に5000人まで増加。やがて思いもよらなかった展開へ。

厚労省から依頼!「初めて依存症を勉強しました」

Twitterでの漫画公開後すぐに、厚生労働省から「依存症啓発漫画を描いてほしい」と依頼を受けたのです。軽い気持ちで引き受けた三森さんは、依存症について勉強を始めました。

「その時はじめて、“依存症は病気であり、回復できる”と知りました。それまでは、まわりに知られたらどんな目で見られるのか不安でたまりませんでした」

やがて啓発漫画のため専門家と打ち合わせを行い、アルコール依存やギャンブル依存の当事者・家族が参加する自助グループを取材し、考え方が変わりました。

「依存症は誰にでも起こりうるもので、恥ずかしいことではないんです。自分だけではなく、周りの人にも理解してもらうことが大切です。私の漫画が少しでも依存症の啓発に役立てば嬉しいです」