こんにちは。今回は、NHK総合で放送された大河ドラマ『どうする家康』第25回「はるかに遠い夢」の感想を書きたいと思います。2
この回では、瀬名（有村架純）と信康（細田佳央太）の計画が武田勝頼（眞栄田郷敦）に暴かれ、信長（岡田准一）の怒りを買ったことで、築山殿事件が決着します。3家康（松本潤）は信長の目をあざむいて妻子を逃がそうとしますが、瀬名と信康は自らの務めを果たすために自害します。4家康は愛する2人を守れずに絶望し、失意の中で倒れてしまいます。
この回で印象に残ったのは、覚悟を決めた信康と瀬名、そして大切な家族を失った家康の表情です。信康は一国の主として徳川を守るために腹を切りますが、その直前に母・瀬名が自害したことを知ります。信康は涙を堪えながらも勇敢に最期を迎えます。瀬名は家康との別れの場面で、家康の妻として優しく励まし、母として見守ります。瀬名は穏やかな表情で幸せな思い出を噛み締めます。家康は2人の死を目撃し、悲しみに打ちひしがれます。家康は泣き叫び、力なく倒れ、闇に満ちた瞳で空を見上げます。
この回では、松本潤、有村架純、細田佳央太の演技が素晴らしかったと思います。特に松本潤は、弱虫で泣き虫で鼻水垂れの殿から一国の主へと成長する過程で、さまざまな感情を表現しました。愛する2人を失った後の絶望感や喪失感もリアルに伝わってきました。有村架純は、戦国のジャンヌ・ダルクとも呼ばれる瀬名の役柄にぴったりでした。瀬名は国や夫や子供のために自分の命を捨てることを決意しましたが、その中でも女性らしさや母性や愛情を見せました。細田佳央太は、信長に反抗することで徳川を救おうとした信康の役柄に挑戦しました。信康は若くして自害することになりましたが、その最期は勇ましくも切ないものでした。
『どうする家康』第25回は、築山殿事件が決着する重要な回でした。家康は愛する2人を失いましたが、その後どのように立ち直り、徳川を築いていくのでしょうか。1次回も楽しみにしています。以上、『どうする家康』第25回の感想でした。ありがとうございました。
