要約:元4階級制覇王者の井岡一翔選手が、2022年12月31日にジョシュア・フランコとの「ボクシングWBO・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦」時に行ったドーピング検査で、尿検体から禁止物質である大麻成分のTHCの代謝物が検出されたとJBC日本ボクシングコミッションが発表しました。しかし、尿中THC-COOH濃度が世界ドーピング防止機構(WADA)の基準を超えるものではなかったため、JBCは井岡選手が本試合においてドーピング禁止を定める日本ボクシングコミッションルール第97条には違反しなかったと判断しました。これを受けて、志成ジムは声明を発表し、再戦直前にこのような発表がなされることについて困惑していると述べました。JBCはドーピング行為に反対し、公正なボクシングを推進しており、日本における大麻などの違法な薬物の使用は一切認めていません。