台風2号「マーワー」は、今後も海面水温30℃前後のエリアを北上し急発達します。5月22日（月）には「強い」勢力となり、24日（水）には「非常に強い」勢力になる予想です。26日（金）は中心気圧925hPa、中心付近の最大風速50m/sと、5月としては異例の発達となる可能性があります。次の週末から、沖縄など日本列島に影響を与えるおそれもあります。今後の動向に注意が必要です。
台風2号は、カロリン諸島からグアムやサイパンなどがあるマリアナ諸島を北西へ進み、26日（金）はフィリピンの東へ進むでしょう。このエリアは、海面水温が30℃前後（平年差+1℃）と高く、水蒸気をたっぷりと補給しながら急発達する見込みです。
台風2号は、あす22日（月）には「強い」勢力に、24日（水）には「非常に強い」勢力となる予想です。台風の強さは最大風速で決まり、「非常に強い」勢力とは2番目に強いレベルです。中心気圧は、24日（水）は950hPa、25日（木）には935hPa、26日（金）には925hPa・最大風速50m/sと急発達する見込みです。5月に台風の中心気圧が950hPaを下回れば、2015年（6号、7号）以来8年ぶりのことです。
台風の進路の予想は、まだ幅がある状況です。北上すれば、日本列島周辺の海面水温はまだ高くないため勢力は弱まりますが、西よりに進む場合は海面水温が27℃前後あるため、勢力をあまり落とさず沖縄など列島に近づくおそれがあるため、今後の動向にご注意下さい。次の週末以降、沖縄など日本列島に影響を与えるおそれがあります。台風の進路次第で大きく予報が変わる可能性があるため、最新の台風情報に注意が必要です。
