札幌市職員が不正に残業手当を受け取り懲戒免職
50代男性職員が時間外手当213万円を不正受給「席にいない」同僚が気づく…5年間で653時間分、職場で出会い系サイト閲覧などで懲戒免職 札幌市(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース
札幌市職員が不正に残業手当を受け取り懲戒免職というニュースを見て、驚きました。市民の税金を横領しただけでなく、勤務時間中に出会い系サイトを見ていたなんて、信じられません。公務員としての自覚や倫理観が欠如しているとしか言いようがありません。
この男性職員は、都市局の係長職で、2018年4月から2023年4月にかけて、約653時間分の残業を偽って申請し、時間外勤務手当として約213万円を不正に受け取っていました。さらに、同じ期間、届け出と異なる経路で通勤し、通勤手当およそ35万5000円も不正に受け取っていました。これだけでも十分に悪質ですが、2017年4月以降、勤務時間中に職場のパソコンで、出会い系サイトを閲覧していたことも判明しました。どれだけ仕事に対して無責任なのでしょうか。市民の信頼を裏切るだけでなく、職場の雰囲気や同僚のモチベーションにも悪影響を与えていると思います。
札幌市は、これら複数の不正が、長期間にわたり行われていたことや係長職であることをふまえ、男性職員を7日付で懲戒免職としました。また、管理監督責任として、上司にあたる係長職1人と部長職1人にも処分を下しました。不正に受け取った手当については、一部は給与と差し引くかたちで返還され、残る金額についても男性職員は返還の意向を示しているということです。さらに、市は、男性職員に対して刑事告発も検討しています。
私は、この処分は妥当だと思います。不正に受け取った手当は、もちろん全額返還しなければなりませんし、刑事責任も問われるべきです。公務員は、市民のために働く存在であり、市民から信頼されることが最も重要です。その信頼を裏切るような行為は、絶対に許されません。札幌市は、このような事態が再発しないように、職員への指導や監査を徹底する必要があると思います。市民としても、公務員の動向に目を光らせることが大切です。私たちは、自分たちの税金がどのように使われているのか、常に関心を持ち、問題があれば声を上げるべきです。公務員と市民との信頼関係が、札幌市の発展にとって不可欠だと考えます。