今年の大相撲終了 若元春、今場所精彩欠く 若隆景、けがで幕下後退 試練と無念 来年の糧に（福島民報） - Yahoo!ニュース
大相撲九州場所は２６日、千秋楽を迎え、今年の取組を終えた。関脇若元春（３０）＝福島市出身＝は今場所、精彩を欠き、番付を落としかねない無念を味わった。一方、３月の春場所で負った大けがによって休場が続き、関脇から幕下に後退した若隆景（２８）＝同市出身＝は、試練の日々を送った。ともに大関の最有力と一時は目された兄弟力士は、来年が巻き返しを図る勝負の一年となる。２人は「稽古を重ね、県民の期待に応えたい」と誓った。十両高橋＝須賀川市出身＝は年間通じ全場所で勝ち越した。
この記事は、荒汐部屋の打ち上げパーティーの席上での若元春と若隆景のコメントと、九州場所の成績と年間成績のデータをもとに、以下の要点をまとめたものである。
- 若元春は九州場所で６勝９敗と負け越し。９場所ぶりに番付降下の危機に。今年は５４勝３６敗と勝ち越しだが、大関昇進には及ばず。左四つからの攻めは安定感が増したが、上位陣には苦戦した。稽古を積んで、上を目指すと決意。
- 若隆景は春場所で右膝前十字靱帯断裂の大けが。夏場所から３場所連続全休し、関脇から幕下に陥落。九州場所で４場所ぶりに復帰し、５勝２敗の好成績。おっつけを武器に地力を示した。けがなく、早く上に戻れるよう努力すると闘志。
- 十両高橋は九州場所で９勝６敗の勝ち越し。年間通じ全場所で勝ち越しと安定した成績。幕内復帰に向けて期待される。
来年の大相撲は、若元春と若隆景の兄弟力士の活躍に注目したい。福島県出身の力士として、県民の誇りとなるように、健康に気をつけて、頑張ってほしいと思う。
