日本で「年収1000万円超え」はどれくらいいる？その貯蓄事情や共働き率を最新データで探る（LIMO） - Yahoo!ニュース
年収1000万円超というと、お金持ちや高給取りというイメージがありますが、実際には日本にどれくらいいるのでしょうか。国税庁が公表した最新の統計によると、年収1000万円超の給与所得者は全体の5.4％に過ぎません。また、男女間には大きな差があり、男性は8.4％、女性は1.5％となっています。年収1000万円超のハードルは非常に高いことがわかります。
では、年収1000万円超の人たちはどんな生活をしているのでしょうか。貯蓄事情や共働き率などについても調べてみました。
まず、貯蓄事情ですが、総務省が公表した「家計調査」によると、2022年の年収1000万円超の世帯の平均貯蓄額は約3000万円となっています。これは全世帯の平均貯蓄額（約1700万円）の約1.8倍です。しかし、貯蓄額にも男女間に差があり、男性単独世帯は約3500万円、女性単独世帯は約2000万円となっています。また、貯蓄ゼロ世帯も存在し、年収1000万円超の世帯では約7％が該当します。
次に、共働き率ですが、厚生労働省が公表した「労働力調査」によると、2022年の年収1000万円超の世帯の共働き率は約60％となっています。これは全世帯の共働き率（約50％）よりも高いです。しかし、共働き率も男女間に差があり、男性主夫世帯は約10％、女性主夫世帯は約80％となっています。また、共働き世帯でも年収1000万円超に到達しているのは約20％だけです。
以上からわかるように、年収1000万円超の人たちは日本では少数派であり、男女間にも大きな格差があります。また、貯蓄や共働きといった生活面でも様々な事情があることがわかります。年収1000万円超を目指す場合は、自分のキャリアやライフスタイルを見直す必要があるかもしれません。
