天皇賞・秋「世界No.１ホース」イクイノックスに死角はあるか、あえて探ってみた（webスポルティーバ） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今回は、10月29日に東京競馬場で行われるＧＩ天皇賞・秋について、注目の一頭であるイクイノックスに焦点を当ててみたいと思います。
イクイノックスは、今年のドバイシーマクラシックを制して以来、世界最強馬の称号を手にしています。その後も国内のＧＩ宝塚記念を圧勝し、ロンジンワールドベストレースホースランキングではエースインパクトを抑えて堂々の１位をキープしています。このままいけば、天皇賞・秋も連覇は確実と言えるでしょう。
しかし、競馬に絶対はありません。イクイノックスにも隙はないとは言えないのです。その隙とは何かというと、折り合い難という点です。イクイノックスは、これまでの８戦のうち６戦が後方からの末脚勝負で勝っていますが、これは折り合いに難があるためにそうせざるを得ないという一面もあります。逆に言えば、前に行けば引っかかる可能性が高いということです。
ドバイシーマクラシックでは、逃げる形で勝ちましたが、これも折り合い難があるからこそ選んだ戦法でした。鞍上のルメール騎手は、無理に控えさせるよりもハナを切らせた方がマシだと判断したのです。しかし、これはあくまでも緊急避難的な策であり、折り合い難が解消されたとは言えません。
天皇賞・秋では、どんな競馬をするのでしょうか。逃げるのか、後方から追い込むのか。それとも中団から仕掛けるのか。それによって、レース展開や結果が大きく変わる可能性があります。もしも折り合い難が露呈すれば、「競馬に勝って、勝負に負けた」ということにならないとも限りません。
イクイノックスは間違いなく強い馬ですが、無敵ではありません。ライバルたちは彼の隙を狙ってくるでしょう。天皇賞・秋は、「世界一」の称号を守れるかどうかの正念場になることでしょう。果たして、イクイノックスは連覇への道を平坦に進めることができるのでしょうか。私たちはその答えを見届けたいと思います。
以上、イクイノックスについての考察でした。次回は、他の有力馬や穴馬についても紹介したいと思います。それではまたお会いしましょう。
