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巨人、DeNAの左腕キラー・エスコバーを狙う? 阿部新監督の救援陣強化策

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阿部新監督への“ご祝儀”で巨人が飽くなき補強 楽天・松井裕樹を“本命”に救援投手3人狙い(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

こんにちは、野球ファンの皆さん。今日は、巨人の今オフの補強動向についてお話ししたいと思います。巨人は2年連続Bクラスに沈み、阿部慎之助監督(44)が就任しました。いきなり新監督に恥をかかせるわけにはいかないだけに、今オフはあくなき補強に乗り出すことでしょう。

巨人の最大の課題は何と言っても救援投手です。今季の救援防御率は12球団ワーストの3.83でした。守護神の大勢が故障で長期離脱し、復帰後も安定感を欠きました。計算できるのは、抑えも務めた中川くらいです。長年エースに君臨した菅野のリリーフ転向案まで出ただけに、今オフは「救援投手」が最重要補強ポイントとなっています。

さらに「左投手」も手薄とあって、リリースとなりそうな左腕・エスコバーの獲得調査に乗り出すというニュースがありました。エスコバーと言えば、DeNAの剛速球左腕です。2年契約2年目が終了し、7年間在籍したDeNAを退団する方向だということです。今季はセットアッパーとして40試合に登板し、2勝1敗、防御率4.55といまひとつだったものの、巨人戦は8試合で防御率0.00。打者25人に対し、10奪三振と「キラー」ぶりを発揮しました。

この7年間、巨人はエスコバーの160キロ超えの剛速球に手を焼いてきました。契約が切れた2年前も調査して移籍の可能性を模索しているそうです。制球に難のあるタイプで原監督好みではなかったようですが、捕手出身の阿部監督に代わり、秋季練習では「ど真ん中に投げろ」と若手投手を指導しているそうです。「真ん中狙いの強い球が適度に散る方が相手にとって怖い。細かいことは気にしないで、強い球を投げ込め」という考えの阿部監督が求める投手ですね。それに日本球界で実績があるのは安心感があります。

エスコバーの今季年俸は2億円と助っ人にしては手頃です。過去には同じ年のオフに、横浜からクルーン、ヤクルトからグライシンガー、ラミレスをトリプル補強し、リーグを制覇したこともあります。もともと日本球界で実績を積み上げた助っ人を獲得する「横滑り補強」は巨人の専売特許です。最近は新規の助っ人を獲得しても外れることが多いだけに、なおさらです。

もちろん、エスコバーが巨人に移籍するというのはまだ噂の域を出ません。他球団やメジャーからのオファーもあるかもしれませんし、DeNAとの再契約もあり得ます。しかし、巨人がエスコバーを狙っているということは、救援陣の強化に本気で取り組んでいるということです。阿部新監督の下で、巨人はどんなチームになっていくのでしょうか。来季が楽しみですね。