コロナウイルスが蔓延する中、数年間にわたり「開店休業」の状態にあった羽田空港。その苦境下、「清掃のカリスマ」がとった行動とは? 真っ暗ななかにポツポツと電気がついている空港は怖いようなイメージで、昼間でも薄暗くて、誰もいない。でも空港は開けておかないといけないから、清掃をやめることはありません。
以前のように1日4交代でひたすらトイレの汚れと戦う必要はなくなりました。汚れている箇所がないか、建物じゅうを歩いて見てまわる必要もなくなりました。
一気に状況が変わってしまったんです。そのとき、「この状況は変えられない。だったらこの時間を使って、今までできていなかったところをきれいにしよう」と考えたそうです。「自分たちの足元をしっかりと見ることが大事だ」という言葉が印象的です。