樫原優衣さん(神戸大学附属中等教育学校6年)は、記憶定着のためのベストな復習のタイミングが一目で分かる「エビングハウスフセン」を開発し、商品化に成功しました。このふせんは、ドイツの心理学者・エビングハウスが提唱した「忘却曲線」をヒントにしています。
使い方は簡単で、「学習した日にちの数字のふせん」を復習したい箇所に貼り、「学習した翌日」「1週間後」「4週間後」の数字の日付に沿って、合計3回の復習を行うことで定着率を高めます。
樫原さんは、中学受験の勉強をしていた小学生の頃に忘却曲線を知り、その効果を実感しました。後期課程進学を目前にしたある日、父親が樫原さんのふせんの使い方を目にし、「それって特許取れるんじゃない?」と言いました。そこから、樫原さんは挑戦してみることにしました。