岐阜市日野南にある陸上自衛隊「日野基本射撃場」で、訓練中の隊員が付近にいた指導役の隊員３人を銃撃し、２５歳と５２歳の男性自衛官２人が死亡、別の２５歳の男性自衛官がけがをしました。県警は自衛官候補生の男（１８）を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、容疑を殺人に切り替えて調べています。男は発射したことは認めていますが、殺意は否認しています。
この日は朝から自衛官候補生向けの射撃訓練が行われており、候補生約７０人、教官ら約５０人が参加していました。男は突然、８９式小銃を発射し、撃たれた３人の階級は陸曹で、防弾チョッキは着用していなかったということです。
事件を受け、陸自は原因究明を行う調査委員会を設置する方針を示しました。全国の部隊で射撃訓練を中止し、安全管理を徹底するよう指示も出しました。
