中田翔がFAで争奪戦の可能性 人的補償が必要も「パリーグ複数球団が高評価」（AERA dot.） - Yahoo!ニュース
巨人の中田翔選手は、今オフに海外FA権を行使する可能性があると報じられています。中田選手は昨オフに日本ハムから巨人に移籍し、3年契約を結びましたが、1年ごとに契約を見直すオプションがついているということです。今年は開幕から好調でしたが、5月に右太もも裏を負傷して以降はコンディションが万全でなく、打撃が低迷しました。92試合出場で打率.255、15本塁打、37打点と不完全燃焼に終わりました。
来年は出場機会が減る可能性も高くなっています。ドラフト4位の門脇誠選手が遊撃のレギュラーをつかんだことで、坂本勇人選手が三塁にコンバートされました。三塁を守っていた岡本和真選手が一塁に回り、中田選手はベンチスタートが多くなりました。また、秋広優人選手も一塁を守れることから、競争相手が増えました。
中田選手はFA権を行使する際に残りの野球人生を考え、出場機会にこだわると思われます。大幅減俸も受け入れるでしょう。パリーグの球団に移籍する可能性は十分に考えられます。中田選手は日本ハム時代に打点王を3度獲得しましたが、他球団の評価がそれほど高かったわけではありませんでした。打撃にムラがあり、スランプに入ると長いという見方が多かったからです。
しかし、巨人に移籍して打撃フォームを改造したことで評価がガラッと変わりました。バットをボールに対して縦に入れる軌道で内側を叩く打法になり、逆方向にヒットゾーンが広がりました。長打力が変わらないまま、追い込まれても右に打てるようになり、抑えにくい打者になりました。一塁の守備能力も球界屈指です。
故障のリスクがあるので、コンディションを見ながら指名打者で起用できる点でパリーグの方が獲得しやすいと言えます。パリーグの複数球団が調査しているということですから、中田選手の人気は高いと言えます。FA市場では左腕投手が争奪戦になりそうですが、長距離砲の動向も注目されます。中田選手の去就はどうなるのでしょうか？
