「池袋の顔」異例のスト…ヨドバシ出店になお反発「もはや百貨店と言えない」（読売新聞オンライン） - Yahoo!ニュース
こんにちは。
今日は、そごう・西武がストライキに突入したという衝撃的なニュースをお伝えします。
私はよく池袋に行くのですが、西武池袋本店は私のお気に入りの百貨店の一つです。高級ブランドからカジュアルなものまで、幅広い品揃えがありますし、食品フロアも豊富で美味しいです。また、屋上の遊園地や水族館も子供たちに人気です。
しかし、この西武池袋本店が大きく変わる可能性があります。その理由は、親会社のセブン＆アイ・ホールディングスがそごう・西武を売却する方針を決めたからです。
売却先は、フォートレス・インベストメント・グループという米投資ファンドです。このファンドは、家電量販店のヨドバシカメラが池袋本店の主要フロアに出店する計画を示しています。
これに対して、そごう・西武の労働組合は強く反対しています。労組は、売却によって雇用や待遇が悪化することや、百貨店の伝統やブランドイメージが失われることを懸念しています。また、ヨドバシカメラの出店によって既存のテナントが撤退や移動を余儀なくされることも問題視しています。
そこで、労組は９月１日付でストライキに踏み切りました。これは百貨店業界では異例のことです。池袋本店は全館休業しましたし、他の店舗も一部営業時間を短縮しました。
私はこのストライキについてどう思うかと言えば、正直言って複雑な気持ちです。
一方で、労組の主張も分かります。百貨店は日本の文化や歴史を象徴するものですし、多くの人々に愛されています。特に西武池袋本店は池袋の顔と言っても過言ではありません。その百貨店が家電量販店になるとしたら、私もショックを受けますし、もはや百貨店と言えないと感じます。
しかし、一方で、セブン＆アイの判断も理解できます。そごう・西武は赤字が続き、負債も膨らんでいます。コロナ禍で百貨店の業績はさらに悪化しています。このままでは、百貨店の存続自体が危ぶまれます。そうなれば、労組の望む雇用や待遇の維持も難しくなります。
セブン＆アイは、新たなオーナーの下で成長戦略に舵を切ることが、真の雇用維持及び事業継続を実現する上で不可欠だとしています。ヨドバシカメラの出店は、池袋本店の集客力や収益力を高めると考えているのでしょう。
私は、百貨店が変わらないままでいられるとは思いません。時代や社会の変化に対応しなければ、百貨店は生き残れません。しかし、その変化の方向性やスピードについては、慎重に考える必要があります。
私は、百貨店が家電量販店になることに反対です。しかし、百貨店が家電量販店と共存することには反対しません。池袋本店の全フロアをヨドバシカメラに譲るのではなく、一部のフロアをヨドバシカメラに提供することはあり得ないでしょうか？そうすれば、百貨店と家電量販店の両方の利点を生かすことができると思います。
私は、セブン＆アイと労組が対話を重ねて、双方が納得できる解決策を見つけてほしいと願っています。そして、私たち消費者も百貨店を応援していきたいと思います。
