この夏、花火の製造・販売を手がける「若松屋」（愛知県・西尾市）は、従来の商品包装から脱却し、紙の袋に 手持ち花火 を入れた「エコパッケージ花火」を発売しました。この「エコパッケージ花火」は、ベージュを基調とした落ち着いたデザインの紙製の袋を採用。デザインもシンプルで、商品名と商品写真、「エコ」なポイントを英語で記載しており、おしゃれな印象です。袋を開けると、従来は小分けされていた花火が、そのまま入っています。 花火の種類は、従来品と変わりませんが、内容量は従来品から20%増量しています。
この商品が生まれた背景には、コロナ禍で多くのイベントが中止となり、打ち上げ花火の現場にも行けなくなったことがあります。同社営業部長の竹内直紀さんによると、「今年はもう終わった」という雰囲気があったそうです。そんな中、「何かしなくては」という機運が高まり、持続可能な開発目標（SDGs）の観点で考えられた商品が「エコパッケージ花火」です。
SDGsの12番目の目標には「つくる責任、つかう責任」があり、「2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす」という項目もあります。
以上から、「若松屋」（愛知県・西尾市）が発売した「エコパッケージ花火」は、従来品から脱却し、紙の袋に手持ち花火を入れた商品であり、SDGsの観点から考えられた商品であることが分かります。
