父立上の事業に立てこもり容疑者が従事
この記事は、長野県中野市で警察官ら4人が猟銃で撃たれるなどして犠牲になった事件について報じています。青木政憲容疑者(31)は、殺人の疑いで逮捕され、立てこもった自宅に市議会議長の父正道さん(57)や母ら家族と暮らしていたとみられます。父が立ち上げた事業に関わっていたとされますが、近くの住民は最近の様子について「家にこもりがちだった」と話し、人物の印象を「おとなしい」と口をそろえました。
正道さんは2012年に地元で農業支援の会社を立ち上げ、19年に長野県軽井沢町でジェラート販売を開店しました。22年には中野市内に2店舗目もオープンし、市のふるさと納税の返礼品に選ばれるなど好評を得ていました。
青木容疑者はジェラート店のほか、原材料となる果物を栽培する農園の運営にも携わっていたとされます。軽トラックに乗り、農作業をする姿もみられましたが、正道さんの知人は「農園の責任者に名義を貸しているだけで、仕事はしていなかった。自宅にひきこもり状態だった」と明かします。自宅周辺で顔を合わせても、あいさつを交わすことはなかったということです。