静岡県とJR東海の間でリニア中央新幹線の建設を巡るドラマが続いています。話し合いが続いていますが、終わりが見えません。島田市の染谷市長、山梨県の長崎知事、静岡市の難波市長など、他の役人たちもこの問題について発言しています。
しかし、なぜ静岡県の川勝知事はこんなに頑固なのでしょうか？そして、なぜ引くことができないのでしょうか？
大井川の「水問題」は解決されましたが、川勝知事はリニア中央新幹線の建設を妨害し続けています。当初2027年に予定されていたリニア中央新幹線の開業は、ますます遅れています。たとえ明日にでも川勝知事が心変わりして建設許可を出しても、2030年に完成するかどうかは不確かです。
川勝知事は当初、静岡県内の建設許可と引き換えに、JR東海から何らかの譲歩を引き出そうとしていました。しかし、彼自身の稚拙な交渉術のせいで、民間企業をいじめ、日本の経済成長を阻害するだけの事態に陥ってしまいました。
例えば、川勝知事はJR東海に静岡空港駅という新幹線駅を作ってほしいと言っていました。しかし、JR東海は民間企業です。利用客が見込めない、黒字が見込めない新幹線駅を作らなければならない理由は不明です。もしJR東海がこの新駅建設による損失を埋めるために、静岡県下のローカル線を廃止したら、川勝知事は怒るでしょう。
とにかく、川勝知事自身が新幹線の静岡空港駅着工とリニア中央新幹線に関係がないと言明してしまった以上、もうこの議論は終わっています。川勝知事に残されているのは、JR東海に幹線沿線の街づくりに積極的に関わってもらうことを引き出すぐらいしかありません。
