カンテラはスペイン語で「採石場」を意味しますが、レアル・マドリードでは「工場」を意味する「ラ・ファブリカ(La Fábrica)」とも呼ばれます。
これは、カンテラから多くの優秀な選手が生み出されているからです。
例えば、カシージャス、ラウール、カルバハルなどです。彼らはすべてカンテラ出身で、レアル・マドリードのレジェンドとなりました。
カンテラには13のカテゴリがあります。
最も下のカテゴリはプレベンハミンで、7~8歳の年代が所属します。
最も上のカテゴリはカスティージャで、Bチームにあたります。
カスティージャには年齢制限はありませんが、トップチームに招集できる選手は23歳未満か25歳未満のプロ契約選手に限られます。
カンテラからトップチームに昇格するのは非常に難しいです。
特にフベニールAへの昇格は鬼門と言われています。
フベニールAはU-19相当のカテゴリですが、外国籍選手移籍の規制が解かれる年代でもあるため、外国から優秀な選手が入ってきます。
そのため、内部昇格の割合が下がってしまいます。
現在、日本人でレアル・マドリードの下部組織に所属している中井卓大はフベニールBにいます。
彼は9歳で日本人として初めてレアル・マドリードの下部組織に入団しました。
彼は将来的にトップチームでプレーすることを夢見ていますが、果たしてその夢は叶うでしょうか?