2001年6月8日、大阪府池田市にある大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が侵入し、児童8人が死亡し、教師2人を含む15人が重軽傷を負いました。当時1年生の担任だった小林弘典さんは、凄惨な現場を走り回り、命を救おうとしましたが、「救える命も救えなかった」と悔やんでいます。彼は22年間「学校の安全」と向き合い続けています。事件では、被害の全容を教師たちが把握することに時間がかかり、組織的に対処ができず、目の前にいる児童の救護に集中した結果、複数の児童が20分前後にわたって救護を受けられず放置され、死亡しました。小林さんは、「組織として動けていなかったことが悔やんでも悔やみきれない」と語っています。
大阪教育大学附属池田小学校事件：22年後の振り返り
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