日本人アーティストのコムアイさんが、パートナーである映画監督・文化人類学者の太田光海氏とともに、南米アマゾンの先住民集落で出産するという衝撃的な計画を発表しました。
この出産の様子は、太田氏がドキュメンタリー映画として撮影する予定です。
コムアイさんは、日本の産婦人科医に不信感を抱き、自然分娩に憧れていたそうです。
太田氏は、英国マンチェスター大学グラナダ映像人類学センターで博士号を取得した経歴を持ち、エクアドルのアマゾン熱帯雨林に住むシュアール族の村に約1年間滞在したことがあります。
この作品制作資金を集めるためのネット募金サイトによれば、5月中旬～7月末に南米でのコムアイさんの軌跡を撮影し、7月末の出産をもってメインパートの撮影を終了します。
24年1月～2月に映画完成予定です。
しかし、この計画には専門家や一般人から多くの批判や懸念が寄せられています。
産婦人科専門医／医学博士の稲葉可奈子さんは、日本での出産が世界最高レベルに安全であることを指摘し、アマゾンでも大丈夫という話ではないと述べています。
妊婦健診や救命医療が受けられないリスクや、現地の水や食料の衛生面などが問題になる可能性があります。
また、現地の人とコミュニケーションが取れるかどうかも不安だという声もあります。
コムアイさんは、柔軟に予定を変更するつもりだと言っていますが、出産直前で環境が大きく変わることは負担でしょうね。
自己責任とはいえ、母子ともに健康に出産できることを祈りたいですね。
